PC/PS4/Xbox One向けに基本プレイ無料で配信中の『Apex Legends』にて、シーズン5「運命の行く末」が開始しました。新レジェンド「ローバ」が追加されたほか、各レジェンドの能力調整、スカルタウンの消滅などのマップのリワーク、武器の性能調整などが実施。そこで本稿では、新レジェンド「ローバ」や各レジェンドの調整内容を中心に、シーズン5の新要素を紹介していこうと思います。
なお、今回の記事はPC版のVer3.0.6時のコンテンツを元に制作しています。今後のアップデートにより記事の内容とは異なるものになる可能性があるので、ご留意ください。
新レジェンドは予告通り、アイテム収集をメインにしたレジェンド。移動系アビリティを所持して戦闘への適性もあり
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シーズン5で新たに追加されたローバは、トレイラーなどで紹介された通り、アイテム収集をメインにした補助役といった性能です。まずアルティメットの「ブラックマーケットブティック」は、設置場所から一定範囲にあるアイテムを2つまで獲得できるようになるもの。デスボックスの中身も含めて回収でき、範囲もかなり広くなっています。無制限にアイテムが取れるわけではありませんが、激戦区に入ることなくデスボックスを漁る、といったトリッキーな動きも可能です。
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また、パッシブスキル「アイフォークオリティ」を活かすこともアルティメットを活用する上でカギになります。このスキルはアルティメットと同じ範囲に作用し、壁越しにティア3以上のアイテムを視認できるようになります。範囲ギリギリだと分かり辛いこともありますが、ある程度近づけば大体のアイテムは識別可能。もちろんサプライボックスの中身も透視できます。
数少ない例外はケアパッケージの中身で、これは開けない限りスキルの対象にはなりません。アルティメットでも同じで、ケアパッケージの中身は開けておかない限り回収不可能になっています。
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戦術アビリティ「盗賊の相棒」は、ブレスレットを投げ、落ちた先にワープするというもの。再使用可能になるまでの時間は30秒となっています。ブレスレットの射程はおよそ70メートルで、地形によって上下するでしょうが、これも結構な射程となっています。
詳細な移動距離については、構えた瞬間にグレネードなどと同じく軌跡が表示されるので参考にすると良いでしょう。ブレスレットが飛んでいる最中にその場で落とすことも可能で、投げた後でも状況に応じて移動距離を変更できます。なお注意点として、ワープした後は少しのあいだ無防備になり武器を構えたりできなくなります。味方と挟撃するために使う場合、着地点で敵に攻撃されないようにするなど細心の注意が必要です。
長距離を移動できるアビリティというと他にパスファインダーが浮かびますが、ローバのブレスレットは基本的に前方へ飛ぶので、パスファインダーのように上を取る動きは少し苦手になっている印象を受けます。斜め前ぐらいなら何とか飛ばせますが、ほぼ真上になったりすると難しいのでご注意を。
ミラージュはついにデコイが動かせるように! パーティへ貢献できるパッシブも獲得するなど全体的な変更
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次に各レジェンドの性能調整ですが、アビリティのクールタイム短縮やアルティメットの強化など、様々な要素が対象になっています。
まずブラッドハウンドはアビリティの検知時間が3秒から4秒に延長、クールタイムは10秒短縮されて25秒に。そしてクリプトは、ドローン展開中にバナーをピン出来るようになりました。ライフライン関連は青いサプライボックスの数が20%増加し、同サプライボックスを開けた時の追加アイテムからノックダウンシールドが削除されています。
コースティックは毒ガスで味方の動きが遅延しないようになり、トラップが扉越しに反応しなくなりました。ですが、毒ガスによる視界不良の効果はまだ残っています。オクタンについては、「ジャンプパッド」のクールタイムが30秒短縮されて60秒になりました。
大きな強化を受けたのがミラージュで、まずアビリティは生成したデコイが本体とまったく同じ動きをするようになりました。ユーティリティアクションの操作で、ミラージュの動きを模倣できます。押さなければこれまで通りの動きをさせられますし、本体と同じ動きをするようにした後、もう一度ユーティリティアクションをすれば元に戻せます。
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また、アルティメットはクールタイムが180秒から60秒へと大幅に短縮され、こちらは本体の動きを強制的にコピーしてくれます。パッシブスキルの方はこれまでのダウン時の効果に加え、味方をリスポーンしたりダウンから蘇生させている時にも発動するように。復活した、または蘇生中の味方に対しても透明化が付与されるので、ある程度は安全に復帰させられます。
なお、弱体化されたのは2人のレジェンド。ジブラルタルはドームシールドの維持時間が12秒に減少、パスファインダーは「グラップリングフック」のクールタイムが35秒に増加しました。特にパスファインダーは大きな弱体化となっており、これまでのような使い方は出来なくなっています。最大限の効果が得られる場面を見極めていくことが重要になるでしょう。
「スカルタウン」と「サンダードーム」が統合。他にも大きく手を加えられたエリアが多数
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マップの変更点ですが、今回はトレイラーにあったように「キングスキャニオン」が大きな変更を受けました。まず「スカルタウン」「サンダードーム」が消滅し、新エリア「サルベージ」に変更。サプライボックスも多数存在する、いくつかの小さな建物が集まったエリアとなっており、ある程度まとまって物資を入手できそうです。
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マップ北東にあった「湿地」「リレー」も手が加えられており、新たに「ザ・リグ」「キャパシター」という名称になりました。こちらも多数のアイテムが手に入るほか、新設備「チャージタワー」が設置されています。
これはレジェンドのアルティメットをチャージできるもので、タワー前のパネルを操作して起動、アルティメットを即使用可能にしてくれます。さすがに連続では使えませんが、溜まりが遅い「ライフライン」や「ジブラルタル」、「バンガロール」、「レイス」辺りに使えるなら大きなメリットになるでしょう。ちなみに「チャージタワー」は「ザ・リグ」以外の各所にも設置されているので、他の場所についても把握しておいた方がよさそうです。
「マスティフ」が通常武器に! 「スカルピアサー」復活も
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武器の調整ですが、大きな変更点としては「マスティフ」が通常武器に、「ピースキーパー」がケアパッケージ限定の武器に変更されました。「マスティフ」はこの変更を受けて武器性能が調整されており、基本ダメージや発射レートが低下。一方でマガジン容量は6発に増加しました。「ピースキーパー」の方は逆に強化され、弾の拡散範囲が縮小、リロード時間も短縮、当たり判定も多くなっています。
他に強化されたのは、マガジンのサイズが増加した「オルタネーター」や威力とリロード時間が短縮された「RE-45」になります。「センチネル」も調整が入り、シールドバッテリーだけでなくシールドセル2つでも「妨害者」を起動できるようになりました。
弱体化が入ったのは「スカルピアサー」が追加された「ロングボウ」と「ウィングマン」で、ヘッドショット時の倍率がわずかに低下。「ハボック」は反動が全体的に増加しています。武器以外ではレベル4のアーマーの追加効果が調整。アイテムの高速使用が無くなった代わりに、「シールドセル」「注射器」の効果が2倍となります。
「クエスト」は時限式。「ハント」の開放は少し先に
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新要素として予告されていた「クエスト」は、時限式で解放されていくシステム。進めるために必要なトレジャーパックはサプライボックスから入手でき、ボックスを開けると追加で出現する場合があります。
体感ではありますがそこまで集めにくいわけではないですが、1日1個の入手制限もあるので、焦らずじっくり集めていきましょう。目玉である「ハント」の方は、最短でも5月20日より解放。その後も1週間ごとに、新しい「ハント」が解放されていくようです。最後まで進めるには7月半ばまで待つことになります。
レジェンドの使用率が大きく変わりそうなシーズン5。ミラージュは間違いなく楽しいキャラに
以上、シーズン5での主な変更点でした。今回はレジェンドの調整部分が環境に大きな影響を与えそうな内容になっており、パスファインダーの弱体化による影響が気になるところ。似たような移動系のアビリティを持っているローバはアップデート初日での評価も十分高く、上位の使用率に食い込んでくる可能性は高そうです。
ミラージュもより相手をかく乱しやすくなっており、アルティメットは攻撃に生かしやすくなりました。これまで低い使用率だっただけに、大きく化けることを期待したいところです。実際に使ってみてもデコイに引っかかる敵は以前より段違いに増えているので、使用率が上がる機会は十分にありそうな感じ。何よりアルティメットの回転率も上がり、使っていて楽しいレジェンドではあります。ゲームを楽しむ、という意味合いでは間違いなくイチ押しのキャラになるでしょう。
※UPDATE(2020/5/14 12:35):「マスティフ」の名称が間違っていたため修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。