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マイクロソフトから発売された『Microsoft Flight Simulator』が今TwitterをはじめとしたSNSで注目されています。
本作は、PC向けの航空シミュレーターなのですが、今回注目されているのは航空機ではなく、航空機から見下ろす地形。この地形は、衛星データやBingの航空マップを基にしたMicrosoft Azureの機械学習などによって忠実に再現されたもので、多くのプレイヤーが自宅や自分の職場を探したり、観光名所を巡ったりして現実さながらの空の旅を楽しんでいるのです。
そして、地形だけではなく、天候も現実のものとリンク(設定でオフにできます)。なんと台風も再現されています。
さて、台風といえば今話題になっているのが、8月22日に発生し、沖縄県を通過して今はゆったりとした速度で北上している台風8号。8月24日の報道では、史上最強クラスで朝鮮半島に襲来する可能性もあるらしいのですが、一体どのくらいのスケールなのか気になるところです。
そんなわけで本作を使って見に行ってきました!
まずは中国から出発!
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まずは沖縄に近い中国の空港から出発しました。この地方では、まだ台風の影響を受けていないためか雲ひとつ無い青空が広がっていました。
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ちなみに、これから筆者のように台風見物に行きたい人に向けて注意点があります。WEATHERの設定で「Live Weather」に設定しないと実際の天候とリンクしません。台風に向かう前に必ずこの設定をオンにしておきましょう。
そうそう。「Live Weather」といっても数十分ほどの遅延があるみたいですね。
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空港から飛び立ってから数十分経つと目の前に雲海らしきものが見えてきました。
こうやって遠くからみると氷河のように見えますね。
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もっと近づくと積乱雲が見えてきます。
「ゲームで描写される台風ってこんなものなのかな……?」とちょっとナメた気持ちが芽生えてきました。
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おや……雲行きが怪しくなってきたぞ……?
というか筆者、「雲行きが怪しくなってきたぞ」って言葉をまんまの意味で使うのは人生で初めてかもしれません。
せっかくだし、もう一度書こう。おや……雲行きが怪しくなってきたぞ……?
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どんどんと航空機が雲の世界に包み込まれていきます。
上にも雲があるし、下にも雲がある……地上とは別世界のような光景が広がっていますね。
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さらに進んでいくとどんより雲だらけになり、周りの景色が灰色っぽくなってきました。
流石にここまでくると不穏な雰囲気が伝わってきます。
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ちなみに、これらのスクリーンショットを見て、すでに気づいた方もいるかもしれませんが、雲の描写がとても綺麗です!雲は、立体感があり陰影がくっきりしているため現実のものとほぼ変わらない印象を受けました。
ただ、あくまでゲームで描かれた天候であるため、実際のものとは違うと思っていいでしょう。特に台風の中にいるにも関わらず、雷や暴風などの演出はありませんでした。
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そして台風の激しいところに突入すると雲で視界がシャットアウトされてしまいました。筆者はAIによる自動操縦にしていたため、そのまま十数分放置していましたが、全く景色がわかりません。こういったところにも台風の大きさを感じます。
そして、突然航空機が急展開し、目的地の嘉手納飛行場ではなく、筆者が発進した空港に戻り始めました。もしかしたら、ゲームとはいえ台風のせいで目的地に着陸できない状況になっているから進路を変えたのかもしれません。
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現実とリンクしている気象の中を飛ぶのは、普段のプレイとは違う感覚が味わえて新鮮でした。気象の描写はそこまで忠実には再現されていないとは思いますが、台風がどのくらいのスケールなのかを肌で感じられたのでいい経験でした。
アメリカのハリケーンをはじめ、世界中には様々な気象があります。今後はそれらも観察してみると新たな発見があるのかもしれませんね。