任天堂とコーエーテクモゲームスの3Dアクション『ゼルダ無双 厄災の黙示録』。先週発売されたばかりの本作ですが、全世界累計出荷本数が300万本を突破しました。1タイトルでの300万本の出荷達成は『無双』シリーズ初であるとのこと!まさに快挙ですね!
元々『無双』シリーズはダイナミックなアクションで無数の敵をなぎ倒していく爽快感がありますが、そこにシーカーストーンのアクションや属性攻撃をはじめとした『ゼルダの伝説』シリーズならではの要素が加わったことで、より戦闘が楽しいものになっています。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の前日譚として描かれる本作の主人公は、もちろんリンクですが、ゼルダやウルボザ、ダルケル、リーバルなどもプレイアブルキャラクターとして登場し、さらに彼ら彼女らの人間模様が描写されます。そしてリンクが無口なのが功を奏し、他のキャラクターの魅力が増していると感じました。
特に語りたいのがインパ!
【『ゼルダ無双 厄災の黙示録』-インパ】
— 『ゼルダ無双 厄災の黙示録』公式アカウント (@zelda_musou) September 26, 2020
ハイラル城の執政補佐官を務める シーカー族。
年若いが立派に政務をこなし、ゼルダからの信も厚い。
真面目で勤勉だが やや抜けているところもある。https://t.co/Hsf1rIVwtK#ゼルダ無双 #ゼルダの伝説 #Zelda pic.twitter.com/QO5jJ6LsZ5
インパはハイラル城の執政補佐官を務めるシーカー族。前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では、100歳を超えるお婆ちゃんとして登場しました。そんな彼女の若かりし頃の姿が可愛いんですが……あれ……前作と等身違う……(ぼそっ)
いずれにしても彼女の若かりし頃の姿は、孫娘であるパーヤと瓜二つです。
前述の通り、インパは執政補佐官を務めているようですが、そうなるとかなりのエリート。確かに作中抜けているところが少々……というかかなり目立ちますし、シーカータワーから降下する時はめちゃくちゃ怖がってますけど、現代日本で言うところのエリート官僚という立場なのでしょう。
つまり性格が抜けていたとしても通常の業務では、相当使える人間なのです。その証拠に戦闘では大活躍します。
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インパは、ニンジャのようなハイスピードなアクションが繰り出せるのが特徴なのですが、それだけではありません。彼女は印をつかって分身します。
敵に印をつけてそれを回収するとインパの分身が出現します。その印を複数集めるとインパの大所帯が出来上がるわけです。その状態で敵と戦うと最高に気持ちいいんです!だって、元々ニンジャのようなアクションスタイルなわけですよ?それが複数人で繰り広げられるわけだから爽快感通り越して一方的な蹂躙感がゲーム画面から伝わってきます。
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それに爆発樽を爆発させる必殺技も広範囲の敵に攻撃できるので有用です。印が全て揃っている時は、分身によってピラミッドのように積み上げられた複数の爆発樽が爆発し、絶大な威力を発揮しますよ!
他のキャラクターは、爽快感を味わうにはコンボを覚えるなどの手間が多少かかるのですが、インパにかぎっては最初からこの蹂躙感が味わえるのでリンクの次に重宝しています。
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ただ、プレイヤーの中には印の使い方がよくわからない人もいるはず。実は筆者も当初はよくわかりませんでした。そんな人に向けて一言で表現すると「印を拾えば分身が増える=攻撃力が増す」ってことです。
手順は、ZRボタンで敵に3つ印をつけてXボタンを押すだけ。印の回収には、硬直時間があるので、まずはコンボと組み合わせながら行う方がいいでしょう。慣れてしまえば、誰でも無数の敵を蹂躙する感覚を味わえますよ!
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『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ではお婆ちゃんということもあり、当初は愛着感が沸かなかったインパですが、戦闘で使い方がわかると俄然愛着が沸いてきました。それに「ちょっと抜けたエリート官僚」って面白いキャラじゃありませんか?
そうなるとストーリーシーンでの彼女の活躍にも注目しちゃいますね。