プログラミング未経験でも、直感的な画面でゲーム制作が楽しめるニンテンドースイッチ『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』。そんな同作を用いて作ったゲームを、『星のカービィ』『大乱闘スマッシュブラザーズ』等の生みの親として知られる桜井 政博氏が公開。そのクオリティに注目が集まっています。
同氏が公開したゲームは、シューティング形式。自機を操作して弾を発射し、敵を撃破していくのですが、大きな特徴は射撃と加速が同じボタンになっていること。つまり、敵を倒すためには弾を打つ必要があるものの、考えなしにボタンを連打すると自機のスピードが上がりすぎて、かえって危険になっていくという、なんとも悩ましい要素が入っているのです。
ちなみに、発射/加速を切ると急旋回ができる仕組み。目の前の敵とぶつかりそうな時は、慌てず騒がず、一度攻撃の手を止める操作が求められています。
なお、ボスの体力が半分を切ると「円盤を投げてくる」「音楽のテンポが上がる」という変化が起きます。画面にボスの体力ゲージはありませんが、このような変化を持たせることで視覚的なゲージに頼らずとも、攻撃が効いているとプレイヤーに伝わるようになっています。これからゲームを作ってみようという方にとっても、大いに参考になるのではないでしょうか。
“試しに作ってみた”というレベルではないほど、様々な発想が詰め込まれている本作。そのクオリティの高さに「さすがプロの方!」「遊んでみたい!」と、多くの声が寄せられています。