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2021年11月19日、年末にもさしかかりクリスマス商戦にもそろそろ移行しようかというこの時期にニンテンドースイッチで『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が発売されました。
この発売にあわせてか全国的に在庫不足と言われていたニンテンドースイッチの従来モデルと有機ELモデルも全国的に在庫が大量入荷。店頭販売に切り替える店舗も出てきています。本稿では、そんな同機を巡る現場の状況をお届けいたします。
先に結論から書いてしまいますが、保証の問題もある上、実際に商品が手に入るか不明なため、不埒な輩により高額転売されている本体や、安く見える中古本体をオークションサイトなどで買うのはご注意ください。家電量販店やゲームショップから新品で購入されることを本誌では推奨します。
本記事が公開されている現在では在庫はまだ余裕がある模様です。
有機ELモデルを含む本体の店舗販売のネットでの反応
元々、世界的な半導体の不足により各種ゲーム機本体は明白に需要と供給にギャップがあり、供給量の少なさから抽選販売などの方式が採られていました。その影響で確保された本体が高額転売の餌食になるなど全国的に品薄に伴う問題も表面化しています。
本体のみならず、コロナ禍による巣ごもり需要も相まって『リングフィット アドベンチャー』や『あつまれ どうぶつの森』などのゲームソフト(関連商品)も非常に品薄になっています。
そんな中『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』の発売にあわせてか、ゲオは店頭販売(購入にはレンタル会員機能付きPontaカードが必須)に切り替えることを告知していました。
本記事を書いている11月20日の朝現在ではTwitterなどを見ると開店と同時に売り切れたという報告や、同じく店舗販売を告知していたノジマなどでも売り切れの報告があったりと既に完売してしまった店舗もあるようです。逆に従来モデルやLiteの方の在庫があるため、そちらを買ったという人も見受けられネットでの反応としては割と幅広く行き渡っているような印象を受けました。
筆者も19日の19時頃にとある家電量販店を見に行ったところ新型有機ELモデル、旧型は販売制限がなく普通に販売中でした。有機ELモデル本体のみでは定価よりも安めに販売されており驚きです。それだけでなく旧型スイッチに関しても3万円を切る価格で販売も行われていました。
ELモデルもソフトやコントローラーとのバンドル販売がされていました。こちらは一人一個になっており、『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』や、マリオのセットの定番と言えるタイトル残っていましたが、同じく品薄な『リングフィットアドベンチャー』は店員の方に尋ねたところリングコントローラーのセットパッケージはすぐに売れてしまって完全に在庫がないとのことでした。
店舗でゲームコーナーを見ている最中にもポケモン新作を買う人や、本体を買う親子が本体の保護フィルムを楽しそうに選んでいたりと見ているこっちも楽しくなるような状況になっており、筆者としても不埒な輩の餌食になった殺伐な感じはなくホッとした次第です。
ですが、スイッチ本体に関してはかなり在庫があった、ということもあり色々と聞き回っていた筆者に対しても店員さんから「是非ご購入下さい。」と勧められてしまいました……。せっかくなので、母が「スイッチのゴルフ(『マリオスーパーゴルフラッシュ』のこと)が欲しい。」と言っていたこともあり、今年のクリスマスか誕生日プレゼントに親孝行に買おうかなと考えています。
スイッチを買った!「最初のオススメ」は?
やはり一番のオススメは『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』になるでしょうか。DSで販売されていたタイトルのリメイクではありますが、各地のポケモンセンターで購入した場合はレシートに最初に連れて行った御三家のスタンプを押して貰えるという涙を誘うようなサービスも行われていて、こちらはTwitterでは大きな話題になっています。
来年の2022年1月18日には『Pokémon LEGENDS アルセウス』も発売されることですし、今回の機会に再びシンオウ地方へ旅立ってみましょう。
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『ポケモン』はもういいやと思う方でも、「ニンテンドースイッチ Online」のサービスに加入すれば追加料金でメガドライブやNintendo 64などの旧作の名タイトルもプレイ可能です。トレジャーの名作でもある『罪と罰』と『ガンスターヒーローズ』(配信予定)もプレイ出来るので筆者も加入も考えている次第です。
追加料金なしの基本サービスでもSFCやFCの名作がプレイ可能なので、往年のユーザーには本体だけを買っても十分お釣りが来るタイトル群だと思います。特にSFC後期のカプコンのレアな名作『デモンズブレイゾン』など、カートリッジがプレミア価格になってしまったタイトルも配信されているため、他のサービスも付属することを考えれば非常にお得なサービスと言えるでしょう。
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また、最近出た新作であれば『真・女神転生V』も十分選択肢に入るでしょう。筆者もFCからリアルタイムで女神転生シリーズをプレイしていたユーザーのため、ナンバリング新作はかなり魅力的なタイトルの一つになっています。
ペルソナシリーズなどとはまた違う、本来のダークなシナリオ展開は本シリーズが持つ独特な要素です。
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もっと攻めたタイトルが欲しい方には落差が凄いですが、スーパーリアル麻雀シリーズという選択肢も如何でしょうか?
昔のゲームセンターの一角で100円を溶かした方には刺さるタイトルになっていますが、当時100円を入れて天和を出されたのも今となっては懐かしい思い出です(ちなみに筆者のオススメはPVとP7です)。
最近では『麻雀ファイナルロマンスR』も発売されるということでスイッチで販売するタイトルにしてはピンク色の何かは見えない物の「やたら攻めているな!」と関心した次第です。
最後に
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都市圏ではまだ過熱気味な感じは見受けられますが、今回の措置で一部の不埒な輩以外にも手に入りやすくなったことで前よりも本体が買いやすくなったのは、店舗状況も見た感じでは間違いなく事実です。
パッケージでなくとも、現在ではダウンロード販売という手段もあるため多種多様なタイトルを気軽に遊べるようになっています。今回もし新規でスイッチ本体を買う予定がある方は是非とも自分が普段遊ばないようなジャンルのゲームなどもプレイして、ゲームの面白さを再認識して貰えると筆者としても嬉しいなと思います。