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ゲーム界の見返り美人!?『イースII』リリアの清楚な美少女ぶりがもたらした衝撃

さまざまなゲームに登場するヒロインたちの魅力をあらためて掘り下げていく連載企画「僕たちのゲームヒロイン録」。第7回は、1988年にPCで発売された『イースII』のリリアを紹介します。

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『イースIIエターナル』オープニングムービーより
さまざまなゲームに登場するヒロインたちの魅力をあらためて掘り下げていく連載企画「僕たちのゲームヒロイン録」。第7回は、1988年にPCで発売された『イースII』のリリアを紹介します。

江戸時代の画家・菱川師宣(ひしかわ もろのぶ)の代表作「見返り美人図」が示すように、日本人は「女性がふと振り向く様」に言いようもない美を見出してきました。見返り美人という言葉は、今日でも使われることがありますね。

そして、そんな普遍的な美をゲームでガツンと見せつけてくれたのが、日本ファルコムが1988年にPCでリリースした『イースII』のヒロイン・リリアです。

燃えるような赤髪を持つ若き冒険者アドルは、呪われていると言われる島・エステリアでの冒険で6冊の「イースの書」を集めます。そして、その書が持つ力で天空に浮かぶ古代王国イースへと飛ばされた彼を待っていたのが、ランスの村に住む少女・リリアとの出会いでした。

上記のような『イース』のラストシーンと『イースII』をつなぐあらすじは『II』のオープニングデモで描かれているのですが、このデモで予兆を感じたかのように振り向く可憐なリリアのアニメーションにプレイヤーの誰もがノックアウト!

その身をむしばんでいた重い病の特効薬となる材料をそろえてくれたアドルに想いを寄せるようになり、旅先の彼を追いかけてきて冒険の助けとなってくれる一途さを知るころには、もう完全に彼女の虜です。

そんなリリア人気は留まることを知らず、1990年にはなんとリリアのイメージガールを決める「ミス・リリア・コンテスト」まで開催されるほどでした。応募者は2000名近くにも及んだといいますから驚きです。

上記の衝撃、ブームをリアルタイムで味わった方は1988年のPC版が一番印象に残っているかと思いますが、筆者は少し世代が遅れていてPCも所有していなかったため、1989年に発売されたPCエンジンCD-ROM版の『イース I・II』で一度目の衝撃を味わいました。

そして二度目の衝撃を味わわせてくれたのが、2000年にPCで発売されたリメイク作品『イースIIエターナル』でした。劇場アニメ『君の名は。』や『天気の子』で知られるアニメーション映画監督の新海誠氏(※当時は日本ファルコムに在籍しておられました)の手による幻想的で美麗なOPムービーは、当時本作を手に取った全プレイヤーに多大な衝撃を与えたといっても過言ではないでしょう。

イースIIエターナル』には大勢のキャラクターたちにプレゼントを贈れるお遊び要素が追加されており、リリアの好感度を上げておくとエンディングの演出が一部変わるなど、より彼女のことを好きになれる一作でした。

アドルは根っからの冒険野郎であるため、冒険を終えるとどんな美少女に想いを寄せられようが速やかに次の地へと旅立っていくわけですが、リリアはこの後『イースIV』でも再登場を果たします。この辺にも彼女の人気の高さがうかがえますね。

リリアには自身の名が付けられた専用BGM「LILIA」が存在しますが、優しいメロディが印象的なランスの村のBGMも、リリアをイメージした曲なのではないかと個人的には思っています。その曲名は「TOO FULL WITH LOVE」。あふれんばかりの愛…リリアが胸の内に秘める、アドルへの想いのようではありませんか?

最後に余談ですが、『イースII』は1992年に全4話のOVA『イース 天空の神殿~アドル・クリスティンの冒険~』が制作されました。脚本がゲームとはひと味異なる独自の解釈や展開をまじえた構成になっており、リリアのヒロイン度が爆上がりする物語と、筆者の推しであるキースの筆舌に尽くしがたいかっこよさが最高でした。筆者の中ではこれもバイブルといえる一作になっています。

日本ファルコム公式サイトで配布されている『イースIIエターナル』壁紙

《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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