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『ポケットモンスター』シリーズ最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて、いわゆる“御三家”ポケモンの一匹として登場する「ニャオハ」。その進化した姿は謎に包まれていますが、猫のような愛らしい姿に魅了されたファンからは、「進化しても2本の足で立たないでくれ」という声が多く上がっています。
確かにポケモンは進化によって、その姿が大きく変わります。しかし、必ずしも二足歩行になるわけではありません。そこで歴代の“猫ポケモン”の進化を振り返りながら、そのパターンを検証したいと思います。
◆最終進化で突然二足歩行になった「ニャビー」「ニャヒート」「ガオガエン」
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一つ目は最終進化で二足歩行になるパターンです。代表的な例としては「ガオガエン」ですね。「ニャビー」と「ニャヒート」までは四足歩行、「ガオガエン」で二足歩行となります。
最終進化でいきなり二足になったため、驚いたトレーナーも当時はたくさんいた様子。ちなみに「ガオガエン」はプロレスラーのような見た目をしており、分類は“ヒールポケモン”。これはプロレスで使われる悪役という意味の“ヒール”から付けられたのだと考えられます。
◆むしろ進化前が二足歩行だった「ニャース」「ペルシアン」
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二つ目は進化前が二足歩行で、進化後が四足歩行になるパターン。こちらで思い浮かぶのが「ニャース」です。
「ニャース」は二足歩行ですが、進化後の「ペルシアン」は四足歩行となります。昔、アニメで登場した野生の「ニャース」は四足歩行でしたが、ロケット団の「ニャース」の影響が大きいのでしょうか。現在、ゲーム等では二足歩行で描かれるのがメジャーとなっています。
なお、ロケット団の「ニャース」も初めは四足歩行でした。これはアニメ「ポケットモンスター」第72話「ニャースのあいうえお」を観ると詳しく分かります。
◆ドット→3D化で二足歩行が発覚した「チョロネコ」「レパルダス」
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最後はドットから3Dになることで二足歩行が発覚した珍しいパターンです。
そのポケモンは「チョロネコ」。「チョロネコ」は『ブラック・ホワイト』から登場したポケモンであり、当時はまだ3Dではなくドットでグラフィックが描かれていた時代でした。座っている「チョロネコ」のドット絵を見ても、誰も疑問に思わなかった様子。むしろ猫なので、勝手に四足歩行だと思っていたのかもしれません。
しかし、『ポケモンXY』発売によってポケモン達の3Dモデルが解禁されると事態は一変。そこにはなんと、二足で立つ「チョロネコ」の姿があったのです!これにはトレーナー達もびっくりでした。
よくよく振り返るとアニメやポケモンカードでは二足で立っている姿が公開されていましたし、最初から二足歩行するポケモンとしてデザインされていたようです。そして、進化後の「レパルダス」では四足歩行になります。パターンとしては、「ニャース」と同じですね。
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ちなみにこの紹介した3パターンの他にも、「エネコ」「エネコロロ」のように進化しても四足歩行なままというパターンもあります。
果たして「ニャオハ」はどういったパターンで進化するのでしょうか?そして、一部トレーナーから聞こえる「立つなよ!立つなよ!」という願いは届くのか。今から情報が楽しみで仕方ありませんね。