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『原神』は広大な世界を舞台としたオープンワールドRPG。その地には難しい漢字の地名が多数存在しており、読み方が分からないユーザーも少なくありませんでした。そんな中、5月31日に実施されたアップデートでは、ついに“難読地名”問題が解決をみせたようです。
「璃月」に溢れかえる難読地名
今回実施されたVer.2.7「虞淵に隠されし夢魘」のアップデートでは、作品の舞台となる幻想世界「テイワット」に大きな変化が。作中で表示されるマップに、地名のルビが追加されたのです。
プレイヤーたちはルビの追加をよほど待ち望んでいたのか、ネット上では「マップに振り仮名付いてて感動してる」「神アプデじゃん…」「地味に嬉しい」と絶賛の嵐でした。
それもそのはず、「テイワット」の地名は難しいものばかり。とくに顕著なのが、「璃月」(リーユェ)の地名でしょう。今回のルビで“助かった”と言われているものとしては、「瓊璣野」(けいきや)、「翠決坡」(すいけつざか)、「漉華の池」(ろくかのいけ)といった難読地名がよく挙げられていました。
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たとえ音声で地名を聞くことがあっても、難しい地名の読み方はすぐに頭から抜けてしまいがち。「璃沙郊」(りしゃこう)などは、一度覚えても「リ」と「ル」、「サ」と「シャ」の読みが混ざってしまいそうです。
もっとも難読レベルが高いのは?
その一方で、日本的な地名の多い「稲妻」でも苦しめられるプレイヤーが多いようです。たとえば、「影向山」(ようごうざん)や「越石村」(こしこくむら)、「緋木村」(ひぎむら)、「名椎の浜」(なづちのはま)といった地名の読み方は、意外と知られていませんでした。
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ちなみにこうした地名はそれっぽく難しい字を選んでいるわけではなく、ほとんどが実在する語句をもとにしています。「影向」は神が仮の姿でこの世に現れること、といったように…。
そのため、物知りな人ならある程度地名を読めるのかもしれませんが、中にはイレギュラーな存在も。ドラゴンスパインの頂上にある「寒天の釘」は、最たる例と言えるでしょう。
正しくは「さむぞらのくぎ」なのですが、「かんてんのくぎ」と読まれがちだったようで、「ずっとかんてんって呼んでたわ…」「さむぞらなんて読まんぞ…!」「ちゃんと読めた旅人いないでしょ」と衝撃を受けるプレイヤーが続出していました。
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ルビが追加され、ますます解像度が上がった「テイワット」の地で、新たな冒険を楽しんでみてはいかがでしょう!