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シリーズ最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』に登場する新ポケモン「グルトン」が、海外を中心として人気を集めている様子。その謎を紐解いていくと、ちょっぴり切ない理由が見えてくるのだとか…。
海外ファンの心を掴んだ「グルトン」
グルトンは、ゆるキャラ的な見た目の「ぶたポケモン」。優れた嗅覚を持ち、香り高い野草やきのみを好んで食しているようです。その結果、むしポケモンが苦手とするハーブのような香りを身にまとうようになったとのこと。
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そんなグルトンですが、海外での名前は「Lechonk」に設定されているそう。しかし、このネーミングが思わぬ事態を招きました。
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「Lechonk」というワードを分解すると、「Lechon」と「chonk」に分けられます。まず「Lechon」は、フィリピンなどの地域で親しまれている料理のこと。豚を一頭丸ごと串焼きにしたもので、現地のお祭りなどで定番となっているそう。
その一方で「chonk」は、主に太っちょを言い表す英語のネットスラング。明言されてはいないものの、この2つの単語を組み合わせると、ぼんやり浮かび上がってくる意味は…。もしかすると、グルトンの見た目をド直球に表現したネーミングなのかもしれません。
そんな意味と関連しているのかは不明ですが、イギリスのポケモン公式Twitterは、「Lechonk」という言葉と共に目を瞑って横たわるグルトンの画像をツイートしていました。
ちなみに、アメリカの世界的シンガーであるブルーノ・マーズも「Chunky」というタイトルの楽曲を世に輩出しています。とはいえ、こちらは魅力的なプロポーションの女性を歌ったものなので、意味合いはシーンによってさまざまなのでしょう。
ひょんなことから、海外で一躍人気者(?)となった「Lechonk」ことグルトン。作中では、一体どんな存在として扱われているのか気になるところです。