■『ZZZ』の魅力は「爽快感」にあり
この「エーテリアス」とのバトルが、『ZZZ』におけるゲーム性の中心に当たります。3Dモデルの完成度もグラフィックは質が高く、また随所に盛り込まれた演出の数々は臨場感をかき立てます。ですが、最も重要かつ魅力的なのは、アクションの爽快感にあります。
6月28日に配信された本作の予告番組でも、開発陣から「爽快感」というワードが何度も繰り返されており、徹底的に注力した様子が窺えます。
そのコメントを一部抜粋しますが、「アクションの表現と攻撃のフィードバック」が爽快感に重要と語り、その上で戦闘デザインは「究極のディティールと最適なパフォーマンス」を追い求めたとのこと。また、フレームを重視した調整を行ったとも述べています。
こうした取り組みを通じて、「誰もが手軽に気持ちよくなれるよう、攻めにフォーカスした連携システムをデザイン」を実現したと語ります。この連携システムとは、バトルアクションの一要素で、戦略上でも重要な役割を担っています。
敵を攻撃すると、ダメージを与えるだけでなく、その対象のブレイクゲージがたまっていきます。そのゲージが満タンになると、「ブレイク状態」に移行し、対応した攻撃を行うことで連携スキルが発動して一気呵成の攻撃を繰り出せます。
また受けに回った時も、敵の攻撃に合わせてエージェントを切り替えることで、「極限支援」が発動。敵の攻撃を中断させた上に追撃が可能なので、受けから攻めへと華麗に転身します。
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こうした連携によるアクションが強敵との戦いに欠かせませんし、打撃感やエフェクト、効果音などの演出も相まって、非常に気持ちいい手応えを感じられるバトルに仕上がっています。
また、本作が目指している爽快感について、「ハードルは低く、奥は深い」と明言。初心者には遊びやすく、そして上級者が満足する奥行きを提供すると語っており、「誰でも爽快なバトル体験が味わえるゲーム」だと述べました。
このスタイリッシュなアクションバトルを軸に、過酷な世界とタフに生きる人々を豊かな演出と物語で描く。それが『ZZZ』の概要であり、最も魅力的な部分です。