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怪しい条件に疑わしい翻訳精度…ゲームパブリッシャーにまつわる恐怖体験!インディーデベロッパーが警鐘を鳴らす

モンスターテイムRPG『ドキモンクエスト(Dokimon)』の開発者が体験した、とあるパブリッシャーとのエピソードが投稿されています。

ゲーム ニュース
怪しい条件に疑わしい翻訳精度…ゲームパブリッシャーにまつわる恐怖体験!インディーデベロッパーが警鐘を鳴らす
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Game Publisher horror story (Almost), take your game and run for your life!
byu/yana_kosaka ingamedev

Yanako RPGsのヤナ小坂氏は、 “怪しいパブリッシャーと危うく契約するところだった”経験をredditにて共有しました。

怪しい条件に疑わしい翻訳精度…警鐘としてとあるデベロッパーの体験談が共有される

ヤナ小坂氏とは、モンスターテイムRPG『ドキモンクエスト(Dokimon)』の2024年第4四半期リリースを控えるインディーゲーム開発者です。同氏は“名前には言及しない”としつつも、とあるパブリッシャーとのやり取りについて、同じインディーゲーム開発者に警鐘を鳴らす目的で投稿しています。

投稿によると、2024年2月初旬からあるパブリッシャーとやり取りをしており、自身らのゲームについての契約として、14か国語へのローカライズ、移植、マーケティングなど、パブリッシャー側の費用として176,000ドルの見積もりが出されたとのこと。

これに伴い、ヤナ小坂氏側への利益分配は176,000ドルの収益が上がるまで一切ないほか、物理媒体のコンソール版についてはロイヤリティ無しで、15,000ドルで買い取る契約内容だったそうです。

この条件の時点で“危険信号だった”と語る同氏ですが、このパブリッシャーのゲームを実際にプレイしてみると、“日本語がすべて機械翻訳されたものだった”といいます。このパブリッシャーは「ビデオゲームに特化した、ネイティブスピーカーのネットワークであなたのゲームを10か国語余りの言語にローカライズできます」と謳っていますが、ヤナ小坂氏がその存在を確認するため、日本語翻訳者の名前か会社名を訪ねても拒否されてしまったそうです。

これらを踏まえ、ヤナ小坂氏は“同パブリッシャーが他者のゲームを複数の言語に機械翻訳し、10~15万ドル儲け、これがパブリッシャー側の費用を超えないため、実質的に15,000ドル(またはそれ以下)で人々のゲームを買い取っている”という旨の主張をしました。

また、他にも同パブリッシャーについて投稿では、開発資金20,000ドルを貰う話のはずが、ゲームが実質的に完成するまで延期され続けた挙句、「ゲームが完成したなら開発資金はもういらないよね?代わりに先払いロイヤリティを渡そう」と言われたエピソードも紹介。このパブリッシャーの翻訳を含む行為全体に対し、“これは非常に略奪的で、インディーデベロッパーにダメージを与えるものだと思う”とヤナ小坂氏は評しています。

なお、最終的に契約書にサインすることは無かったとのことですが、この話を締めるにあたり、ヤナ小坂氏は以下のポイントを挙げています。

重要なポイント

・徹底的なリサーチ

・その会社のゲームのレビューを古いものから新しいものまで、複数の言語でチェック

・その会社と仕事をした開発者に連絡を取る

・危険信号があればアドバイスや助けを求める

・弁護士を雇い、契約書に目を通してもらう

・何事にも急がないこと

危険信号

・良くないコミュニケーション(返信に1~2週間以上かかることが多い)

・条件の変更(突然または大幅な変更)

・事前の約束が反故にされる

・会社側の取り分が大きすぎる

・(会社側の話が)言い訳に聞こえるなら、恐らくそう

・利益買収






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