ドキュメンタリーのタイトルは「EarthBound USA」。1990年以来、北米のファンたちがどのように『MOTHER』シリーズを広めようとしてきたか、その活動に焦点を当てています。
制作のために動いているのはファンサイトであるstarmen.netおよびfangamer.netで、『MOTHER3』北米発売のための署名運動を行ったり、チャリティイベントやチャリティオークションなどの開催にも携わっています。
また、開発に関わった糸井重里氏への取材も行っており、糸井氏がTwitterでその時のことを報告しています。
『MOTHER2』のアメリカのファンたち(http://t.co/g4DXhTS0UU)が、取材にやってきた。小学生とかだった人たちも、結婚したりこどもができたりして、まだこのゲームのことを愛してくれている。いろんな仕事したけど、このゲームってのはなんか特別なものだなぁ。
― 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2014, 3月 26
海外で公式にリリースされた『MOTHER』シリーズは、『Earthbound』の名称で発売された『MOTHER2』のみですが、Miiverseを通じた熱心な活動により、バーチャルコンソール版『Earthbound』が配信決定するなど、熱心な活動が続いています。
このようなファンたちの活動を描く本作の公開は2015年で、日本語字幕も用意される予定。今年後半にはKickstarterで資金提供を呼びかける計画があるということです。
なお今回の記事は、インサイド読者のK.M.氏からの情報提供によるものです。日本ではほとんど知られていない海外ファンたちの精力的な活動や、これまでの経緯について詳細なメールを送っていただきました。ありがとうございます。