新年も明けて半月以上が経過しました。いやぁ早いものです。冬新番もそのほとんどが第1話の放送を終えいよいよ出揃ってきた感があります。筆者が今期のアニメで注目したいのは何と言っても「食事シーン」のあるアニメ。深夜の飯テロアニメだなんて名高い「幸福グラフィティ」はもちろんのこと、「ローリングガールズ」第1話のラーメンを啜るシーンには衝撃を受けてしまいました。かつてあれほど美味しそうな「アニメ」があっただろうかと。食事という行為そのものを綺麗に描くのはもはや当たり前の昨今、あの作品では逆に、本能の赴くまま「食」の幸せを貪るワイルドさを伴った美しさを描くという一歩踏み込んだ描写がなされていました。うーん、素晴らしい。実に腹が減ります。うん。
……さて。今週は、先週の「HGBF パワードジムカーディガン」のレビュー後編として「HGBC パワードアームズパワーダー」をご紹介。こちらは「ガンダムビルドファイターズ」のサポートウェポンシリーズのひとつで、パワードジムカーディガンと一部パーツを共有している流用キットとなっています。
キットはランナーが2枚、一部「パワードジムカーディガン」の流用ですが完全新規のパーツも含まれています。パワードジムカーディガンに含まれていたフレキシブルに動く長短2種類のアームが本キットにも同梱されていますので、パーツ数は以外にも少なくありません。
また、パワードジムカーディガンの大型ライフル2門のほか、新規武装として、大型ミサイル、大型ガトリングガン、内蔵ガトリングガンがそれぞれ二つずつ、またビームマシンガンも新たに1丁付属しています。加えて、バックパック基部と対応ジョイントがそれぞれ1つずつセット。全て単色のグレー成型となっています。
単体でもプレイバリューのあることが多かったHGBCシリーズですが、今回はサポートメカとして組むことは出来ず、純粋に銃火器のセットとなっているのが大きな特徴です。
本キットの推奨キットとして、「HGAW ガンダムダブルエックス」「HG00 Oガンダム [実戦配備型]」「HGUC ガンダムMK-II (ティターンズ)」「HGUC ザクII改」「HGUC ガンダムTR-1[ヘイズル改]」などが挙げられています。どのMSもバックパックおよびジョイントパーツを介せば簡単に取り付けることが可能になっています。
基本的にアームと武装のピンは3mm軸なので、ハートポイントの豊富なHGBFシリーズはもちろんのこと、推奨キット以外の多くのHGシリーズにも対応しています。
一方で、既にバックパックが長短アームに対応しているパワードジムカーディガンに取り付けるには説明書通り組んだ状態から一旦個々のユニットにバラす必要があります。もちろん、その分は好きなようにアセンブルできるので、自由に武装を楽しむことが出来ますが。
大型ライフルは共通部分となる基部にガトリングガンや大型ミサイルを取り付けることが出来るようになっているので、シールドの代わりにゴテゴテの重武装といったカスタマイズも可能。
また、パワードジムカーディガンでは腕部に装着されている内蔵ガトリングガンですが、こちら上部カバー部分は新規設計になっており、干渉する部分が少なくなっているので多くのMSの腕に装着可能なのも嬉しいポイントです。
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パワードジムカーディガンではシールドをフレキシブルに動かすためであったアームが一転、パワードアームズパワーダーでは攻撃用の装備として広く活用ができるマルチなツールとして大活躍。もともと、HGBF自体も一応の完成形はあるものの、自由に組み替えて遊んでもいいというようなキットですので、組み合わせ方は無限大。比較的配置が自由にできる長短アームとハートポイント付きのバックパックによって、様々なキットをお手軽かつ幅広くカスタマイズできるお得なキットとなっているので、パワードジムカーディガンをお持ちでないという方も是非自身の自慢のガンプラを強化してみてはいかがでしょうか。
「HGBC パワードアームズパワーダー」は好評発売中。価格は648円(税別)です。
(C)創通・サンライズ・テレビ東京 (C)創通・サンライズ
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■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
フミナパイセンの恵まれた肢体の魅力には
やっぱり勝てなかったよ……。
だが待て暫し。忘れちゃいないか。
そう、セカイくんのお姉さんを。
彼女を侮る無かれ、その溢れ出るバブみを。
これだからGBFTはやめられないぜ!
Twitter:@hibiki_magurepo