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東京・品川にあるソニー・インタラクティブエンタテインメント本社にて、メディア向けの体験イベントが開催されました。イベントでは、世界中で圧倒的な高評価を得た『バイオハザード7』の最新無料DLC「Not A Hero」をPS VRでプレイできました。満を持して登場するDLCはいったい、どれほど極上なホラーに仕上がっていたのか、プレイレポをお届けします。
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今回体験したDLC「Not A Hero」は、12月14日に配信が決まった、『バイオハザード7』本編のクライマックスから続く物語です。プレイヤーキャラは、一般人だったイーサンから、戦闘とB.O.W.(Bio Organic Weapon)対策のエキスパートであるクリス・レッドフィールドへバトンタッチ。『バイオハザード7』ではより写実的なグラフィック表現に一新されており、クリスも世界観に合わせて新規にデザインされています。体形が若干スリムになった印象を受けます。。
「Not A Hero」でクリスが追うターゲットは、ベイカー一家の長男であるルーカス。ゲーム中では、本編後のルーカスの行動や、クリスが敵対する組織だったはずのアンブレラになぜ協力しているのかなどが語られています。本DLCは、本編にも登場したマップからスタートしますが、進むにつれ新しいマップへと足を踏み入れていきます。
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PS VRでの操作は本編とほぼ同じなので、安定の没入感を味わうことができます。しかし、戦闘のプロフェッショナルなだけあって、クリスは初めから「ハンドガン」「ショットガン」「ナイフ」「グレネード」を装備している状態からスタート。ホラー要素に振り切った本編とは異なり、迫り来る恐怖に対し最新兵器を使い立ち向かうという、最近作の『バイオハザード』的な内容に仕上がっています。
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そして一部の『バイオ』ファンにはお待ちかねだった体術が復活。モールデッドなどを銃で狙撃して、よろけさせたところでR2を押すと発動します。過去作と同じく、近くの敵もまとめて排除できるという強力な攻撃方法です。「Not A Hero」には、通常の攻撃方法では倒すことができない敵も新たに登場するので、イーサンよりも強力なクリスに対してホラーとしてのバランスがうまく取れています。PS VR向けの調整もしっかりされており、体術発動の際に画面が大きくブレるといったこともありません。
また、クリスの装備しているマスクはHUD(head-up display)機能を持っていて、そこに体力やステータスを表示できるというのが、一人称視点という特徴をうまく活かしている印象です。
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無料のDLCでありながら全体のボリュームはなかなかのもので、グロテスクな演出も本編に決して負けていません。待ちに待った『バイオハザード7』のDLC「Not A Hero」は、12月14日から配信開始予定です。
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