コナミデジタルエンタテインメントが配信する、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam/ニンテンドースイッチ/スマホ向け『遊戯王 マスターデュエル』。本作ではカードそれぞれにレアリティが割り振られており、ポイントを消費して任意のカードを生成できます。
しかし強力なカードはレアリティも高く、SR以降のカードは気軽に作れません。そのため、初めのうちは偶然手に入ったカードをデッキに入れることもあるでしょう。
ということで、今回は筆者が偶然手に入れて試しに使った結果、意外に強かったカードを紹介します。レアリティは低めな物が多いので、生成も容易なはず。ぜひ投入を検討してみてください！
◆敵のエースも奪えるリンクモンスター「転晶のコーディネラル」 レアリティ：ノーマル
使用していて、ビックリするくらい強力だったのがリンク2モンスターの「転晶のコーディネラル」。自分とリンク先のモンスターに破壊耐性を付与する効果と、リンク先のモンスター同士のコントロールを入れ替える効果を持ちます。
とにかく強いのが2つめの効果。相手がフィールドの真ん中か一番右端にモンスターを置いてくれれば、こちらは「コーディネラル」とモンスター1体を展開するだけで、そのコントロールを奪えてしまいます。しかもコントロール奪取系のカードは、攻撃不可になったりエンドフェイズまでだったりと条件のつく場合も多いですが、この効果にはそれらも一切なし。
その上、この効果はいわゆる「対象を取らない」効果です。そのため「相手の効果の対象にならない」モンスターも奪えてしまいます。当然、効果耐性のあるモンスターは強いので、それが自分の味方になるのは心強いでしょう。
問題点としては、奪えるモンスターがランダムなこと。しかし人間、エース級のモンスターはド真ん中に置いて満足したいようで、かなりの確率で良いモンスターを奪えます。または敵のモンスターをリリースして相手の場に特殊召喚する「壊獣」なら、コーディネラルの効果を発動できる場所にモンスターを置けるため、便利です。
◆攻撃にも防御にも活躍する「PSYサイフレームロード・Ζ」 レアリティ：レア
「PSYサイフレームロード・Ζ」はレベル7のシンクロモンスター。
「PSYフレーム」のテーマカードは、相手の手札を除外する「PSYフレームロード・Ω」や、相手モンスターの効果を妨害する「PSYフレームギア・γ」などが有名です。しかし、このカードもなかなか強力で、相手フィールドの特殊召喚された表側攻撃表示モンスターを、自身と一緒に次の自分のターンまで除外してくれます。
「戻ってくるなら意味ないのでは？」と思われるかもしれません。しかし、例えば効果を使い終わった直後の「アクセスコード・トーカー」など、召還後に強力な効果を使ってくるモンスターを除外すれば、効果を使わせず自分のターンに回せます。
また注目したいのが、エクシーズモンスターへの対処能力。というのも、エクシーズモンスターは除外されると、エクシーズ素材を墓地に送ってしまいます。このため「幻影騎士団ブレイクソード」などを除外すれば、戻ってきても効果を使えません。その他、相手の使ってくる除去を回避したり、展開中の相手モンスターを途中で除外し妨害したりと、なかなか小回りが効きます。
◆邪魔な敵を焼いてやれ！「No.61 ヴォルカザウルス」 レアリティ：ノーマル
レベル5モンスターを2体でエクシーズ召喚できるのが、エクシーズモンスターの「No.61 ヴォルカザウルス」。相手の表示モンスターを破壊し、そのモンスターの攻撃力分のダメージを与えます。単純な除去として活躍するだけなく、中盤に出せば相手の攻撃力次第でゲームエンドまで持って行けます。
また効果を使ったターン、このカードは直接攻撃できませんが、ランク5・6のエクシーズモンスターに重ねてエクシーズ召喚できる「迅雷の騎士ガイアドラグーン」なら、このデメリットを無効化できます。さらにドラグーンで攻撃した後は、色んなデュエリストをわくわくさせている「天霆號 アーゼウス」も出せます。
◆デコイにもできるドローソース「強欲なカケラ」 レアリティ：レア
このカードは自分のドローフェイズごとに強欲カウンターを乗せて行き、カウンターが2つ以上になったら墓地に送って2枚ドローできます。
ドローカードの中ではマイナーですが、こちらは発動条件がないため、引いたらすぐに使用できますし、相手のデッキに除去が少なければ、意外にドローまでできます。
このカードが「サイクロン」などで破壊された場合は、逆に「除去を使わせた」と思うと良いでしょう。横に本命の魔法・罠カードなどを伏せている時に使えば、こちらに除去を誘導させられます。
ちなみにこのカードは、始めにもらえるストラクチャーデッキ「シンクロ・オブ・ユニティ」に2枚入っています。このデッキを選んだ人で、ドローソースがなくて困っているなら、試しに入れてみてはいかがでしょうか？
◆元禁止カードの貫禄「リビングデッドの呼び声」 レアリティ：スーパー
「死者蘇生」に並ぶ、蘇生カードの代表的存在である「リビングデッドの呼び声」。「そりゃつえーだろ」と言われそうですが、やはりマスターデュエルでも強力です。
蘇生するモンスターに制限もなく、幅広いモンスターに使用できます。「エルシャドール・ネフィリム」のような、特殊召喚時に効果を発動するモンスターを蘇生するのも良いですね。
また罠カードなのを活かし、相手ターンに発動もできます。ただ、このカード自体が破壊されると、モンスターも破壊されてしまうので気をつけましょう。
このカード自体はSRのレアリティですが、チュートリアルでもらえるデッキに入っています。汎用カードの中でも、特に色んなデッキに入れやすいです。
◆どんなカードでも、組み合わせ次第で切り札に！
以上、意外に強かったカード5選でした。
組み合わせ次第で意外なカードが活躍する『マスターデュエル』。知らないカードを見つけたら「自分のデッキに入らないかな？」と積極的に考えてみると、また新しい動きができると思いますよ！
