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『ポン』を皮切りに、アメリカを中心に社会に受け入れられていったアーケードゲーム。その後、現在にも残る様々なゲーム会社の誕生とともに、多くのアーケードゲームが生まれました。
「STAGE 2」では、1987年に日本で社会的な大ブームとなり、学生や社会人がいたる所でプレイしていた『スペースインベーダー』や、セガが開発した体感アーケードゲーム第一弾『ハングオン』など、初期のアーケードゲームを中心とした展示があります。
また、『ゼビウス』(1983年/ナムコ)や『スペースインベーダー』(1978年/タイトー)の筐体も。『ゼビウス』はプレイの仕方によって難易度を調節してくれるプログラムになっているので、シューティングが苦手な初心者の方でも怖がらずに一度遊んでみてほしいです。この美しい映像とともに、独特のメロディと効果音が鳴り出すと釘付けになっちゃいます。
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『スペースインベーダー』は複数の筐体が展示されており、中には強烈な筐体の展示も。もちろん通常のテーブル型筐体もあって、インベーダー喫茶気分を味わえます。こちらの取材をしている方が、とある番組で最初タッチパネルかと思って触っていたことに時代を感じました。
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そして時代は進み、セガの大型筐体が登場します。音楽に聞き惚れながら優雅にドライブ『アウトラン』(1986年/セガ)や、3Dポリゴンのゲームとはまったく違う迫力がある『アフターバーナー』(1987年/セガ)、体重移動を駆使して激走する『ハングオン』(1985年/セガ)辺りは鉄板ですね。
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なお、格闘ゲームに関しては場所がばらけており、『ストリートファイターII』(1991年/カプコン)は「STAGE 2」、「STAGE 1」には『バーチャファイター』(1993年/セガ)、「STAGE 4」にはセガサターン版『バーチャファイター2』(1995年/セガ)、「STAGE 3」にはプレイステーション版『鉄拳3』(1998年/ナムコ)があるので、各所で熱い対戦が行われそうです。魅力的なキャラクターが自分の操作で躍動するのは楽しいですね。
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会場全体に新旧混在でゲームが並ぶので、夢の共演みたいな感じがして、わくわくします。遊んだことのないゲームに出会えるのももちろん楽しいのですが、自分が昔遊んだゲームに出会うと当時の思いや感覚がよみがえります。きっと来場者の方も自分のゲーム史とときどき出会うのではないでしょうか。