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【日々気まぐレポ】第34回 おまたせ!3DS『脱出アドベンチャー 旧校舎の少女』製品版をプレイしてみたよ

インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる「ほぼ」隔週連載「日々気まぐレポ」、第34回目でございます。

任天堂 3DS
インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる「ほぼ」隔週連載「日々気まぐレポ」、第34回目でございます。

いやぁー……皆さん、キルラキルの最新回見ました?まさかあんな展開になるとは。皐月様と流子ちゃん結局そうなんですよねぇ。あんまりいうと未見の人に怒られそうなのでほどほどにしておきますが、あのアニメには毎回毎回「うぇえええええええ!?(CV洲崎綾さん)」と思わせられるシーンがてんこ盛りですよね、パネェ。

あの勢いを見習って「ほぼ」隔週の本連載も徐々に毎週連載にしていくぞー!けって~い!

と、いうことで。今回はニンテンドー3DS向けダウンロードソフト『脱出アドベンチャー 旧校舎の少女』をご紹介していきたいかと思います。こちらは『THE密室からの脱出』シリーズなどを手掛けてきた「インテンス」と「アークシステムワークス」がタッグを組んで開発されたソフト。

実はこのソフト、本連載の第1回でご紹介させていただいたソフトでもあります。その時は『体験版』をプレイしていたのですが今回は製品版。あの時、製品版のレビューをお届けすると予告しておいて、現在まで1年以上放置していて……どうもすみませんでした。いろいろあったんです。いろいろ。

さて、さくっとおさらいですが、本作は所謂アドベンチャーゲームで、キャラクターたちの会話によってストーリーが進行していく「アドベンチャー」パート、フィールドを隅々までタッチして調査する「探索」パート、探索で見つけたアイテムやパズルの謎を解く「分解・パズル」パートの3パートによって構成されています。基本的にはこれらのパートを繰り返してゲームを進めていきます。

◆ハイテンポで飽きが来ない展開


キャラクターや細部のギミックについては以前お話したとおりなので、今回は製品版をやってみてわかった、全体を通しての作りについてちょこっと。

まず、物語のスピード感です。基本的にタイトル通り、閉じ込められて、脱出してということの繰り返しなのですが、ワンパターンではなく様々なギミックを用いて、あの手この手で謎解きの「おもてなし」をしてくるので飽きが来ません。

その謎解きについてもひとつひとつが凝られており、解きごたえ抜群。とはいえ、べらぼうに難しいかと言われれば実はそうではありません。テンポの良さはここでも健在で、細かい目的がはっきりしている謎解きが多いのです。これをこう分解するにはどうすればいいか、ここにこれを当てはめたいがこれがない……などなど、目的に至る試行錯誤を楽しむのが醍醐味。

これは分解アクションにも言えることで、主人公が分解のプロフェッショナルですので、次にどうすればいいかというのはハッキリしています。それ故に楽しい。分解ってのはどうも男心をくすぐられます。いやまぁ主人公は女の娘なんですけども。

◆次々に謎が明らかに


タイトルの通り、物語の舞台は七不思議のある旧校舎。この校舎には様々な謎が隠されており、閉じ込められる毎に知恵と道具を駆使して立ち向かっていかなければなりません。それぞれのギミックを解けばまたさらなる次の謎が現れ、それと同時に人物たちのドラマも進展していく……ということの繰り返しなのですが、主人公達の複雑な背景、人間関係がより絡み、時には解れていくという展開には目が離せません。

それ故ついつい時間を忘れて読み進めてしまいます。が、先を読みたくても立ちはだかる謎解きを相手にしなくてはならない。しかし、それは苦ではなく、それもまた展開の一部に織り込まれているがゆえに全編を通して楽しみながらゲームを進行することが出来ます。ここがミソで、シナリオと謎解きの、高レベルでの融合がこのなめらかなハイテンポを確立しているのだと思いました。

◆謎解きもキャラ萌えも


なによりどのキャラクターも可愛い。筆者にはこの愛おしいキャラクターたちを的確に表す言葉を残念ながら持っていません。個性豊かという平凡な表現しかできないのですが、正しくどの子たちもそれぞれの役割をしっかり果たし、それぞれが物語に深く食い込む重要なファクターとして、またひとりの人間として描かれています。これはライターさんグッジョブ!であります。

謎解きがメインのアドベンチャーゲーム化とおもいきやしっかりとキャラクターに感情移入できるキャラ萌え要素も十二分に兼ね備えています。『旧校舎の少女』恐ろしい子!

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


というわけで今回は軽めにご紹介させていただきました。本作には続編として『脱出アドベンチャー 魔女の住む館』、『脱出アドベンチャー 悪夢の死神列車』という作品もリリースされています。まーたいつになるかわかりませんが、本連載でご紹介できればと思っていますのでその時はどうぞ、よろしくお願い致します。

『脱出アドベンチャー 旧校舎の少女』はニンテンドーeショップにて好評配信中。価格は700円(税込)です。


■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
物語を進めるにつれ脳内ボイスにも変化が。
知らず知らずのうちに若留ちゃんは上坂さん。
彦道くんは内山さんで脳内再生していました。
なお、これは個人の感想ですのであしからず。
みんなはどんな脳内ボイスで再生したかな?

Twitter:@hibiki_magurepo
《ひびき》

バーチャル関西の何でも屋さんです ひびき

2012年からインサイドにてゲームライターとして活動して、はや十数年。ちょっと古参気取りの何でも屋。Game*Sparkやアニメ!アニメ!にもたまに顔が出ます。ゲーム・アニメ以外では、ホビーやガジェット、バーチャルYouTuber業界が専門。お仕事お待ちしております。

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