第69回のロコレポは、クロンが2014年2月19日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『ラジルギでごじゃる!』のプレイレポートをお届けします。
『ラジルギでごじゃる!』は、迫り来る敵から体育倉庫を守る「防衛型シューティングゲーム」。アーケードからさまざまな家庭用ハードに展開された電波系シューティングゲーム『ラジルギ』シリーズの最新作としてリリースされました。
■敵から体育倉庫を守る、防衛型シューティングゲーム
本作のルールは「防衛型シューティングゲーム」のジャンルの通り、「敵や弾を画面下まで到達させないこと」を目指すというもの。画面の向こうからやってくる敵機を自機のショットで撃ち落し、体育倉庫を守るのがゲームの目的です。
時間の経過とともに敵は少しずつ強くなり、体育倉庫のゲージは敵や弾によるダメージを受けるごとに減少。ゲージが0%になってしまうと、ゲームオーバーです。
■被弾しても自機が撃墜されないゲームシステム
自機の武装は「WIDE」「X-SHOT」「SIDE」の3種類の「ショット」と近接武器の「ソード」「シールド」が基本装備で、それぞれボタンとタッチパネルによる切り替えで使うことができます。また、自機が無敵になる「アブゾネット(ボム)」も「充電ゲージ(後述)」の制限つきで使用することができます。
特徴的なシステムとしては自機が撃墜されないという点が挙げられ、自機は被弾したり敵に衝突しても撃破はされず、ひるんで一時的に行動不能になるのみ。そのため、体育倉庫を守るためなら自ら弾を防ぎにいくなど、かなり強引なプレイをしても大丈夫です。
■電波アンテナを立てて「バリサン」状態にすれば、得点倍率が上昇!
本作には体育倉庫のゲージのほかに、「充電ゲージ」と「電波アンテナ」のステータスが存在します。「充電ゲージ」は「アブゾネット」を使用すると減少し、敵を倒したり「シールド」で弾を防ぐと回復します。「電波アンテナ」は「アブゾネット」の効果範囲内に敵や弾があったときに立てることが可能で(同時に「充電ゲージ」も回復)、スコアの倍率にも影響する重要な要素となっています。
■ストイックでリプレイ性の高いハイスコアアタックが楽しい
『ラジルギでごじゃる!』。2005年にマイルストーンからアーケードで発売された『ラジルギ』シリーズの系譜をもつ本作ですが、トゥーンレンダリングで表現されたグラフィックは3D対応こそしていないものの3DS向けに最適化されており、操作感覚を含めてプレイしやすいゲーム性の作品に仕上がっています。
ひとつのゲームモードを何度もストイックにやり込むタイプのシューティングゲームのため、ボリューム的にはやや物足りなさも感じますが、リプレイ性の高さがそれを補っている印象。また、おまけ要素として下画面の壁紙を変えることが可能で、一定の条件を満たすアンロックされるほか、1月23日に発売されたシューティングゲーム『Karous-The Beast Of Re:Eden-』との「すれちがい通信」による連動要素も用意されているようです。
『ラジルギでごじゃる!』は、好評配信中で価格は800円(税込)です。
(c)2014 Klon Co.,Ltd.
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【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType