最新の試作機は「ほぼ完成が見えたバージョン」(SCE Worldwide Studiosプレジデント吉田周平氏)とのことで、2016年上半期の発売に向けて順調に進んでいるようです。画面が有機ELの5.7インチに拡大し、フレームレートも120fpsとなり、遊びやすさが格段に向上しました。製品の構造もフィット感、着脱性が向上しています。
4つのデモを体験することができたのでレポートします。
『PlayRoom』は子供のおもちゃ部屋を覗くような楽しげな空間が広がるデモ。棚には沢山のおもちゃ達が動いていて、箱庭世界を覗きこむように楽しみます。近づくとおもちゃの細部まで見え、現実世界では当たり前のことが、VRでは再現できるということに改めて驚きを覚えました。
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『Magic Controller』はPS4に標準搭載されている『プレイルーム』を題材にしたデモで、コントローラーの中から空飛ぶロボット「ASOBI」が飛び出し、彼らとのインタラクションを楽しめます。ダンスを踊って貰ったり、照明を落として光を立てて驚かせたり。不思議なロボットと同じ空間にいる感覚がVRで体験できます。
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『The Deep』は以前からもあった、深海探索を楽しめるデモ。大幅にバージョンアップしていて、より美しい海の世界を体験できるようになっていました。デモの前半は美しい魚や亀を見ながら海の底を目指します。後半では巨大なサメに襲われる恐怖体験が。VRの世界と思っていても、その迫力にはビビリます。
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『The London Heist』は「男版サマーレッスン」(吉田氏)という感じのデモ。いきなりゴツイおっさんに怒られる場面からスタート。美女が隣に座っているのとは180度異なるタイプの居心地の悪さを感じる事ができます。デモの後半はシューターに。弾倉を拾って銃撃戦を戦います。自分で銃を握って、撃つようなリアルな感覚がたまりませんでした(本物の銃の経験はありませんが・・・)。
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体験後、吉田氏にお話を伺うことができました。